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逆張りの前提

Posted by 陳満咲杜 on 09.2015 FX教室
為替の王道は順張りである。一方、逆張りを試せる場合もある。但し、逆張りには前提条件があり、また逆張りの自覚なしでは試すべきではない。

「ブルベアFX通信」最近の逆張り例はドル/円だ。ストラテジーは以下の通り:
2015年3月26日 13:54配信

ドル/円
ロング@118.50~118.70、ストップ@117.90、ターゲット@120.00~120.25(逆張りに付き、ハイリスク)


同ストラテジーを出した前提条件、実は同じ日に出したデイリーにおける短期スパンの見通しやストラテジーにヒントがあった。

2015年3月26日 12:18配信

◆ 短期スパン:FOMC後大幅反落、120.60割れをもって調整波の拡大を示唆。一昨日一時18日安値119.28を割り込み、再度50日線に接近、昨日も同じ試しを行われた。同線の119.20前後は目先サポートの機能をなお果たす見通しだが、地合いの悪化が一段と鮮明化し、10日高値122.02を起点とした反落波の数え直しに繋がった。本日の焦点、20日高値121.20からの下落、まず119円台前半にて一服の有無にあり、成功した場合、スピード調整に繋がり、120前半までの反騰余地を拓ける。但し、スピード調整自体、忽ちトレンドを修正できず、再度頭打ちを果たしてから
下落波を延長さえる見通し。50日線割れを試し、その後118円台半ばの下値ターゲットに照準。短期スパンに限が、一旦ショートスタンスに傾く。


ストラテジー:ショート1@120.20~120.40、2@120.60~120.80、ストップ@121.20、ターゲット@118.30~118.60

そして当日ドル/円は急落、リバウンドを狙うチャンスがなかったので、当然ストラテジーも不発だった。しかし、売り損なったとは言え、ターゲットに接近しそうで、逆張りの注文を出した。言い換えれば、下値ターゲット自体、反落波の最終局面に当たると見込んでいたこそ実行可能で、また根拠でもあった。当日デイリーPDF版は同シナリオを記している。

2015年3月26日 14:56配信
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(クリックで拡大)

翌日(27日)、当面下値ターゲットの達成でドル/円の切り返しの蓋然性を説明すべく、「本日のチャート」に取り上げた。原文は以下の通り:

2015年3月27日 17:57配信
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ドル/円 時間足(くりっくで拡大)

ドル/円は昨日安値118.32から切り返しを展開、下げ一服の兆しを示す。既述のように、10日高値122.02を起点とした下落波、ジグザグ構造と見做し、昨日の安値打診をもって、もっとも典型的な調整パターンであるN字計算(C≒A、黄大文字)のターゲットを達成し、調整波の終焉を暗示。

もっとも、同ジグザグの子波序列で数える場合、デイリーにて提示したように、ダブルジグザグ変動パターンとも見られ、また調整子波B(黄)の子波変動リズムも取り入れると、3-3-3といった典型的な調整波の変動リズムを読み取れる。いずれにせよ、調整波の特徴が鮮明になっている以上、底打ちが果たせば、上昇波に復帰しやすい構造にあると見做される。

切り返しが推進波であることを証明するには、C波(黄)の起点である20日高値121.20を前提条件としているが、目先一直線な打診を想定しにくい。推進波として5波構造と想定した場合、昨日安値を起点とした切り返し、同子波序列における最初波と見做した場合、強くても120関門絡みで一服するのでは、再度スピード調整を果たした後の上昇が力強くと想定され、まず10日高値から引かれたメイン抵抗ラインの突破を果たすでしょう。


因みに、26日の最安値は118.32だったなので、ロングポジション(118.50~118.70)が成立し、27日ストップ位置が118.27へ引き上げた。また、現執筆の時点、同ポジションをなお保有し、当然のように、ストップやターゲット、共に引き上げられている。

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重要イベント直前のサイン

Posted by 陳満咲杜 on 05.2015 FX教室
重要イベントの前に思惑が高まりやすいが、直前における相場自体のサイン、いろんな思惑や予想を織り込んでいるだけに、割と正確な場合が多い。先週のケースはそれに当たる。

先週水曜(4月1日)リリースされた3月米ADPとISMが米雇用環境の悪化や経済成長の減速を示していたから、翌日(4月2日)マーケットの値動きが重要だった。金曜(4月3日)の米雇用統計に控えていただけに、2日における相場のサインが示唆に富むはずだった。ユーロ/ドルの例で見てみよう。

2015年4月2日 17:52配信
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ユーロ/ドル 時間足(クリックで拡大)

3月高値1.1052を起点とした下落、ジグザグ変動(A-B-C,黄)をもって形成され、下落ウェッジ型といったフォーメーションを形成した。昨日の安値更新回避や足許の切り返しは同下落ウェッジの上放れを示唆し、時間足のおける好転のサインを強化していると見る。

前記ジグザグ変動、ほぼC=Aの値幅を有し、本来一旦1.07関門を割り込んでもおかしくなかったが、昨日の安値回避の意味合いが大きく、下落ウェッジの上放れに繋がった。昨日高値のブレイクも確認され、同上放れのサインを強め、MACDなどオシレーター系の好転サインと相俟って、下落ウェッジの起点、即ち3月高値までへの再打診の余地を拓く。

もっとも、調整波の終焉といの意味合いでは、一昨日安値を起点とした切り返し、推進波と見做され、前記下落ウェッジの上放れもあり、上昇加速の公算が大きいが、明日米雇用統計を控え、やや地味な値動きになる可能性も。但し、サインが点灯された以上、切返しの継続を有力視。


その後GMMAチャートにおける値動きのポイントは下記の通り。米雇用統計直前の安値がもつ意味合いを吟味すれば、2日相場自体が発したサインに一層納得できるかもしれない。
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ユーロ/ドル 時間足(クリックで拡大)

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追撃の本質

Posted by 陳満咲杜 on 18.2015 FX教室
ポジションを増していく行為、概ね難平と追撃の二つパターンに分けられる。一般論として、保有ポジションに比べ、より不利な位置でのポジション増加は難平と言い、その反対、つまり保有ポジションより有利な位置にて新たなポジションの取得は追撃と見做される。実例をもって追撃の本質に迫ってみたい。(ブルベアFX通信におけるすべてのストラテジーはビット値のみを基準としていることに注意)

ストラテジー事例6
ポンド/円  時間足(クリックで拡大)

3月6日の新規ショートは売り増しであった。3月3日に仕掛けたポジションより更に有利なレートを狙ったので、追撃であった。詳細を見てみると、3日の仕掛け、根拠として緑大文字の1、2、3が示しているように、「キャシャロット」シグナルの点灯、直前安値の割り込め、そして戻りがあっても「鰯喰い」シグナルを灯したことが挙げられる。その上、何よりも時間足における三尊型(185.02を中心に)の形成やその下ほれを期待したトレードであった。この意味では、最初の仕掛けは打診の意味合いも濃厚であったと言える。

その後、想定通り、183.53/84割れをもって「三尊型」の成立や下放れが確認され、追撃の土台をできたと言える。そこですぐ追撃、即ち売り増していくことも可能性だったが、6日の行動に比べ、確実性に劣っていることも確かであった。

何故なら、182.38の安値をトライ後、ポンドは大きく反発、一旦183.72まで反騰していたので、「三尊型」の「ネックライン」を再トライしていたことが分かる。ここで注目すべきなのは、同リバウンドにおける最高値(183.72)、時間足では長い「上ひげ」の罫線をもって「ネックライン」の抵抗を最証左しただけではなく、GMMAチャートにおけるトレンドの継続を一層強化していた(緑大文字4)。同じのサイン、4時間足でもしっかり確認できたので、当日ツイッターでも取り上げた。
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(クリックで拡大)

従って、追撃の本質、優位性と確実性の両方から語らないといけない。何しろ、保有ポジションより、更に有利な位置でポジションを増していくことは、ポジションの優位性を最大限に発揮するための行動であり、またその優位性を一層強化するためにもより確実性の高いトレードを実行しなければならない。そうでないと、ポジションの優位性を毀損する恐れもあるから、追撃本来の目的から遊離したトレードになりかねない。この意味では、一般の難平は優位性を持たないまま、確実性の面でも矛盾が生じるから、愚かな行為しか言いようがないと結論付ける。随一の例外として、エントリータイミング狙いで、最初から戦略的に組まれたものもあるが、多くの制約や条件がある。この辺の区別、今度詳説したい。

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打診、便乗及び追撃

Posted by 陳満咲杜 on 14.2015 FX教室
トレードにおける仕掛け、即ちエントリー自体、打診、便乗及び追撃といった性質がある。最近ユーロ/円の実例をもって説明しよう。ストラテジーはすべて「ブルベアFX通信」から抜粋。

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ユーロ/円  時間足(クリックで拡大)

ユーロ/ドルに追随、ユーロ/円が下放れの公算が大きかったが、下放れのサインなしでは仕掛けにくいから、最初のショート(2月26日)は逆指しで典型的な打診売りだった。トレンドの始まりは何らかのサインを灯してくれることが多いから、最初の仕掛け、抵抗ラインの確認に加え、小さいトライアングルの下放れを前提としていた。

その後、3月2日の売り増しは便乗であった。下放れがしっかり確認できたからこそ、リバウンドを利用できた売り増しだったから、ベアトレンドに便乗しようとしたストラテジーであった。但し、エントリーレベルが大した差がなく、厳密に言うと、あまり好ましい事例ではないかもしれない。

3月6日の新規売りは典型的な追撃であった。5日夜大きなリバウンドがあったが、PA(プライスアクション)とGMMAチャートが整合性を発揮し、ベアトレンドの進行をしっかり指示していたから、翌日もっとも安心してエントリーでき、またトレンド・フォローのみで分かりやすい判断であった。

ストラテジー自体、ポジションサイズの調節などを指示していないが、教科書的なやり方にすれば、打診の場合、最小限のポジションサイズに留まり、便乗の時は「倍返し」で試み、追撃の際はまたポジションを絞って行くのが理想的だ。但し、ケース・バイ・ケースで言うと、今回の実例では、6日の追撃売りがもっとも大きいポジションサイズを取るべきであった。この辺の話、また今度実例を混じって詳説したい。

ところで、今回の実例、エントリーこそうまく行っていたが、ターゲットの下方修正が続かなかったので、結果的に利益を伸ばす、という点において上手くなかったと言える。アマチュアの失敗は損切りできないこと、セミプロの失敗は微々たる利益に満足したことに起因すると言うなら、プロへの道は修羅の道でもある、日々是鍛錬!

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シンプルに考える

Posted by 陳満咲杜 on 12.2015 FX教室
相場は森羅万象の故、シンプルに考えないといけない。このため、アプローチに当たって、意図的に視点や手法を絞り、もっとも基本なものに頼る姿勢、時にはもっとも重要である。今回はポンド/ドルの例で見てみよう。

今月初頭から、ポンド/ドルの売りを考えていた。3日のレポートはその理由をうまく説明していたと思う。

015年3月3日 18:30配信
本日のチャート  ポンド/ドル  きれいなサイン
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ポンド/ドル  時間足(クリックで拡大)

ポンド/ドルは1月安値を起点とした切り返し、ダブルジグザグ変動をもって2月25日高値1.5552にて頭打ちしたことは既述の通り、足許きれいなサインを灯しているから、ショートスタンスは強化されたと見る。

前記切り返し、上昇ウェエジを形成、同フォーメーションの下放れが第1サインと見做し、子波2と表示したところにおけるGMMAチャートの「キャシャロット」シグナルの完成と相俟って反落の余地を示唆。本日の反騰、かなり弱いモメンタムに留まっていることも同シグナルの継続を示唆、一段と安値追う展開に。

更に、前記上昇ウェエジの形成自体、オシレーター系指標の弱気ダイバージェンスの構築と相俟って進行してきたうえ、MACDによる売りサインが前記GMMAの売りサインと合致、揃って鮮明なサインを灯しているところが大きい。近々1.5300~1.5320のサポートゾーンを割り込み、1.5200関門の再打診に繋がるでしょう。トレンドフォローに徹したい。


また、GMMAチャートにおけるもっとも大きな理由は5日のツイッターにて披露していた。
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(クリックで拡大)

3月2日からのストラテジーやそのフォローは以下の通り:
ストラテジー事例5
ポンド/ドル 時間足(クリックで拡大)

GMMAチャートにおけるトレンドの明確さもあって、今回のトレンド、非常にフォローしやすい側面もあったが、仕掛けの根拠やタイミング、至ってシンプルであったことも重要なポイントであろう。因みに、現執筆時点の最安値は1.4928で、ターゲットの最安値も達成された。

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