ブルベアFX通信,陳満咲杜,シグナル,レポート マンガFX入門,ZAi GMMA,FX,トレンドの確認 プライスアクション,成功 GMMA,FX,トレンドの確認 陳満咲杜,陳アソシエイツ,為替の真実,FX,CFD
GMMA,FX,トレンドの確認

スポンサーサイト

Posted by 陳満咲杜 on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クロス円相場を読む(一)

Posted by 陳満咲杜 on 03.2007 市況分析 6 comments 0 trackback
クロス円相場を読む(1).jpg 
クリックで拡大

昨日も質問をいただいた。やはりドル/円以外、皆さんはクロス円の各通貨ペアに関心が集中しているようで、私見を記事として掲載する。

結論から申し上げると、私はクロス円全般に関しては、今後2年間の見通しに弱気である。言いかえれば、目下ユーロ/円、豪ドル/円などの戻りが急であるものの、7月高値を越え、再びブル基調へ復帰することが難しいと見る。世間一般的のシナリオ(クロス円相場における円安の継続)と逆に、寧ろベア相場に発展する可能性が大きい。

まず、添付のチャートを見てください。チャートはドルインデックス(赤)とドル/円(紫、右側の一番上)、ドル/スイスフラン(黒)、ユーロ/ドル(茶)の比較図で、1992年後半からの週足である。

このチャートが示しているように、ドルインデックスが下げ続けており、ほぼ25年以来の安値を更新した。(ドル実効レートで見ると、ドル安はすでに史上最安値を更新)ドル安と相俟って、ユーロ/ドルは史上最高値を更新し、ドル/カナダドルも31年来の安値をつけた。原則的には、チャート上、ユーロ/ドルが丁度ドルインデックスと正反対(逆相関)のパターンを示し、ドル/円、ドル/スイスフランやドル/カナダドルはドルインデックスとリンクする値動きになるはずだ。

が、チャートを検証したら、ユーロ/ドルやドル/スイスフランとドルインデックスの関係は正に上記のようにほぼピッタリであったが、ドル/円のチャートとドルインデックスの相関性がある程度見られたものの、お互いに乖離する時期も多かった。具体的には、97年から99年後半までの期間を除けば、殆ど乖離していたし、2006年から今年の7月まで、背離さえ感じさせる逆の傾向が強かった時期もあった。

ドル/円とドルインデックスの乖離がどのぐらい「異常」かというと、ドル/スイスフランと比較すれば一目瞭然だ。ドルインデックスに占める割合において、円が2番目(7通貨の中、ユーロに続き)の13.6%のシェアであったのに、最下位のスイスフラン(同3.6%)のほうのドルインデックスとほぼ連動する値動きともほど遠いパターンを示す。即ち、ドル/円はメジャー通貨ペアとしてかなり「異色」である。一方、メジャー通貨である以上、ドルインデックスとの乖離(及び背離)を長期に渡って維持できないから、ドルインデックスへの回帰といった習性も常にある。95年に起きた大幅の円安修正のように、今年7月からの修正もこのような法則に基づいて行われた。(突っ込んで言えば、米サブプライムの問題なしでもドルの下落は不可避で、ファンダメンタルズはテクニカルの必然性を肉付けするもの)

さて、クロス円の相場はメジャー通貨ペアによって決定されるので、簡単に言うと、最近2年間におけるクロス円の上昇は単にドル安の受け皿が円以外の通貨に集中し、円のパフォーマンスが他の外貨に追随しなかった結果に過ぎない。もちろん、所謂円キャリートレードの流行りで、クロス円の上昇が逆にドル/円の堅調を齎した側面もあったが、鶏先か、卵先かのような問答となるので、ここでは論じない。重要なのは、クロス円相場の行方を占うにはドル/円とドルインデックスの乖離がこれからも続くか、それとも解消に向かうか、そしてどこまで解消するかといった問題への回答が先決条件であること。

今年7、8月におけるドル/円とドルインデックスの距離を測ると、同じ大幅の乖離を示したのが95年のケースであった。その際、両指数がクロスするまで解消が進み、約12月に渡ってドルの大幅下落を演じた。先のケースと比べ、目下ドル/円の修正が日柄、値幅ともに少なく、今後ドルインデックスとクロスまで、その修正が続く蓋然性は高い。従って、今後ドル/円がドルインデックスへ回帰する値動きを強まる公算が大きい。

この故、例えユーロ/ドルをはじめ、メージャー通貨ペアにおけるドルの反騰(外貨安/ドル高)があったとしても、クロス円における外貨安(外貨安/円高)も齎すので、クロス円の強気には繋がらない。即ち、ドル/円の回帰が続く以上、ドル安の受け皿が従来の円以外の外貨から円にシフトする蓋然性が高いので、結果としては円の全面高という形で現れる。もちろん、この見方が正しければ、今までと正反対な現象、即ちドル/円相場において円のパフォーマンスがクロス円相場と相俟って、お互いに向上させる効果も十分想定できる。

頂いた質問には、ユーロ/ドルの下落がドル/円の上昇と比率するかどうかとの提起もあったが、以上の検証で分かるように、このような比率した連動性が高くないと見る。言い換えれば、スピード的には、円がユーロなど外貨に代わって対ドルの上昇をこれから加速しよう。

また、ファンダメンタルズで見ると、円上昇する理由は見当たらないといった意見も多かったので、この辺の検討はまた別の記事に譲る。相場哲学、大袈裟に言えば世界観によって見方が随分違ってくるので、共識を得難い。一応、9月19日の相場の最終決定要因を考える 」との記事の一読を御勧めしたい。その他、9月13日の記事ドルインデックスで測る先の「円安バブル」の異常さ 」をご参照すれば、私の見方をより理解できるかもしれない。最後に、上記の見方はあくまで長期見通しであることもお忘れないでください。

にほんブログ村 為替ブログへ
人気blogランキングへ

▶ Comment

香織さん、DDさん、KATUさん:

  お早うございます。コメント、ありがとうございます。
 新居に移してから、インターネット工事の遅れのせいで、なかなか夜の相場をチャックできません。皆さんへの返事も遅れてすみません。
 昨日帰る前にドルが強かったので、香織さんのコメントが来るかなと思いました(笑)。結果的には私の短期見通しを修正しなければいけないが、全く予想外でもありません。9月19日のコメントには「レジスタンスは順次116.50/60、117.13/15と117.87」と書き、27日も「115.85、116.16などレジスタンスをブレイクすれば、最大117.90近辺上昇する可能性もあります」と書いたので、反騰するリスクも一応意識していました。ただ、先に112台を打診してからのリバウンドと見ていたが、逆のパターンとなりましたね。
 足許では、ドル安トレンドが続くものの、ドルのオーバーショートに対する修正が起こり、ユーロの下落と相俟って円も売られるといった従来の構造に戻っています。この意味では円が一番軟弱であるが、「最後の円安」となる蓋然性も高いので、中、長期見通しを堅持します。
  香織さんがおっしゃる「まだはもうなり、もうはまだなり」といった市場心理は常に存在します。今回も再認識させていただきました。
  ドル/円の見通しについて、また書きますので、よかったら、またご覧ください。
2007.10.04 11:06 | URL | 陳 #79D/WHSg [edit]
Joe of The CONDOR さん:
  いつもありがとうございます。
  金の動きを常のチェックしていますが、取引には参加していません。先物市場におけるロングポジションが史上最高レベルまで積み上げていると言われるから、長期強気、短期やや弱気といったシナリオを描いています。今度チャンスがあったら、Joe of The CONDORさんのご見解も聞かせてください。今後ともよろしくお願いします。
2007.10.04 10:14 | URL | 陳 #79D/WHSg [edit]
クロス円はドル円の値動きをよく見ておかないといけないですね。
僕はクロス円上昇が続くことを期待しているので、なんとかドルストレート通貨が下がってもドル円が支えてくれて、逆にドル円が下がってもドルストレート通貨が上昇しクロス円を支えるという構造が続けばいいなと思っています。
でも、暴落は怖いのでストップロスに注意しながら今のうちに利益を増やしておこうと思ます。

2007.10.04 00:29 | URL | KATU #79D/WHSg [edit]
ドル・円は116円を上抜けしましたね.意外なほど,簡単に。ユーロ/ドル、ポンド/ドルが下落してもドル/円が上がったため、クロス円は,大きく上昇で円安が進みました。最近のドル安でもドル・円以外は、円安が進み、ドル高でも円安が進む・・・。この仕組みは不可解なのですが
円は最弱通貨なのでしょうか



2007.10.04 00:05 | URL | DD #79D/WHSg [edit]
なかなか陳さんのおっしゃる通りにドル円はなかなか下がってくれませんね。まだはもうなり、もうはまだなりと言われるように、下がるかもしれないと懸念されている内は下がらないのが相場なのでしょうか。
2007.10.03 23:47 | URL | 香織 #79D/WHSg [edit]
お帰りなさい。そしてお疲れさまでした。そういえば陳さんはXAUなどのコモディティーはおやりにならないのでしょうか?
いわゆる、現在のNYGOLDの異常な上昇についても、いずれじっくりお聞かせ願いたく存じます。
季節の変わり目ですので、お体に気をつけつつ、ゆるゆると頑張ってください。
2007.10.03 19:20 | URL | Joe of The CONDOR #79D/WHSg [edit]

▶ Post comment


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

▶ Trackback

trackbackURL:http://chinfx.blog136.fc2.com/tb.php/26-f4c9c487

PickUp

ブルベアFX通信,陳満咲杜,シグナル,レポート

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。