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消滅の前に一儲け?

Posted by 陳満咲杜 on 11.2010 市況分析 0 comments 0 trackback
消滅の前にひと儲け
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5月13日、あの高名なロジャーズ氏はロイターのインタビューで、ユーロはいずれ消滅という見方を示した。

その記事を読んで、当方は氏の話し方のうまさに脱帽した。「いずれ」といっているから、いつでも方向転換できるはずだ。案の定、昨日氏はユーロの買い推薦といったコメントを行った。

少なくとも氏はユーロ消滅の前にひと上げがありと見ているようで、当方の見方と小さい共通点を持つこと自身が幸いである。

ところで、ユーロ/ドルのリバウンドがあれば、どのぐらい程度かを予測しにくい。上のチャートが示しているように、サブプライム問題が発覚した以降、ユーロは3700pipsぐらいの下げとなったが、今回ギリシャ問題で3300pips前後の下げ幅を記録している。値幅は似てきたので、そろそろ一服して、リバウンドを展開してもおかしくないだろう。

一方、2008年高値からの急落は約3ヶ月間で完成したと対照的に、今回は5ヶ月超えている。だから、RSIで見る限り、2008年8月から同指標が作り出した強気ダイバージェンスが強烈なシグナルを構築していたに対して、目下同指標のシグナルは実に淡白である。

よって、リバウンドが2008年12月のような急反発がないかもしれない。が、それには自信を持たない節もある。というのは、リーマンショック以降のユーロ急落に比べ、正確な統計のある先物市場におけるユーロのショートポジションは目下はるかに高い水準にあり(もちろん史上最高水準)、先物以外、マーケット全体がどれぐらいユーロ売りポジションがあるかはわからない。

要するに、ユーロのリバウンドはショートカバーに依存している以上、ショート筋がどれぐらい我慢強いかによって状況が違ってくるだろう。

そういえば、5月15日読者様からのコメントでロジャーズの話が紹介されていた。やや意地悪い答えをしたが、あくまで冗談なので、真面目な方からお叱りを受けることを恐れながら、当方はロジャーズ氏が大好きであることを表明しておきたい。




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雑感

Posted by 陳満咲杜 on 04.2010 視点論点 0 comments 0 trackback
雑感

4年足らずにして5名の首相を誕生させた日本を売るか、買うか。このような単純すぎる質問に敢えて答えがあるなら、株式と為替マーケットの回答は明らかに異なるものだ。最近の相場ははっきりしているように、円という通貨は実におもしろい存在である。

対照的に、ユーロはつまらない通貨だ。少なくともギリシャ危機以来、素直すぎるほどの値動きだ。ドルの対極として、EUサイドの事情のみで動いているように見えるのは最近の特徴であり、ドル高の「偽り」の裏返しでもある。

ところで、ここに来て、俄かにドルサイドの事情を強調してドル買いの根拠に当てる向きが多くなってきた。すなわち米早期利上げの観測である。このような観測が強まれば、ユーロ売りに疲れたマーケットは受動的なドル買いから主導的なドル買いに転じるから、ユーロの一段安もあり得る。が、逆に言えば、ユーロ売りを従来の主導的なスタンスから受動的なスタンスに転換しようとしているということは、ユーロ売りは実に終焉に近いと言える。

また、ドル/円の上昇が目立ってきたのは、新首相の誕生よりも人民元と北朝鮮に絡むリスクが低下していることが背景にあるのではないかと思う。もちろん、相場の内部構造を無視して、ファンダメンタルズのみに限定する話だ。

温家宝中国首相はわざわざ世界経済の2番底の可能性を言及し、G20における人民元の切り上げ要求をかわす。北朝鮮に関しては、戦えない犬ほどよく吠えるように、戦争を引き起こす余裕はない。60年前と違い、北朝鮮のために息子の命まで捧げた独裁者は中国にいない以上、北の独裁者は何もできないはずだ。

まあ、このようなことはどうでもよい。簡単に言えば、「5.6事件」の安値を更新していないのはドル/円だけだから、マーケットはわれわれより賢く、すべてのことを汲んでいるから、ドル/円は買いといったサインを示唆していた。相場時には驚くほど単純で、かつ正確である。言い変えれば、ドル/円の値動きは近々人民元切り上げなしと「東戦線異常なし」を予告しているかもしれない。



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